2016年8月22日

喜楽長「蔵元紹介」

楽しく、酒を飲みながら、長生きを

鈴鹿山系の連なる山々の麓、愛知川の伏流水と、実り豊かな近江米に恵まれた近江の国 湖東平野で、初代の喜多儀左ェ門が酒造りを始めたのは文政3年(1820年)のことでした。当時は屋号を天満屋と称し、近隣の農家より米を買い受け酒を造り、八日市(現在の東近江市)周辺で酒を売っておりました。その後、お客様に喜び、楽しく、酒を飲みながら、長生きをしていただけるようにとの思いを込めて『喜楽長』の銘柄は命名されました。 喜楽長は「米のうまみを充分に引き出し、心地よい甘みと、酸味がバランスよく調和し、あとキレが良い、優しい柔らかな味わい」を持ち味とするお酒です。その持ち味は、高品質な原料と、それを最大限に活かす木目細かな造りによって創出されます。鈴鹿山系 愛知川の柔らかくまろやかな伏流水を仕込み水に、また、滋賀県産、兵庫県産の山田錦を中心に厳選した酒米を原料米に使用し、丁寧な原料処理、酒質に合わせた麹造り、雑味を抑える緻密な温度管理により心を込めて醸します。また、「熟成は第二の酒造り」と位置づけ、それぞれの酒質に合った最適な熟成管理で、喜楽長らしい個性的なお酒を最高の状態で出荷します。 酒造業を代々引き継ぎ190余年、一杯のお酒が、飲まれるお客様の、気持ちを穏やかに優しくできるような味わいでありたいと思っています。

杜氏

杜氏

洗米

洗米

米を蒸す甑(こしき)

米を蒸す甑(こしき)

麹造り

麹造り

麹のほぐし

麹のほぐし

発酵中の醪(もろみ)

発酵中の醪(もろみ)